僕の若い頃(30歳前後)は、仕事上、すべてに勝ちたいという感情で支配されていた。
それは、自分の正確とは全く異なる自分を演技していたように思う。
その頃気がついた事、それはそのときの僕は「技術の鎧」を身につけたひ弱な人間であったという事。
http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/rensai/hagimoto02/hagimoto01.html
====(上記から抜粋)==
私は、知識には2種類あることをようやく理解できたのである。書籍や人から教わった知識と、教わった知識を自分の体験と照らし合わせて検証を繰り返すことで、自分の中で創造された新たな知識。この後者の知識こそが自分の知識であり、これがない限り方法論などつくりようもないことに気付いたのである。
そして、私が身に着けていた技術の鎧は、自分の知識になっていない表面的な技術で固めていたのではなかろうかと思い至ったのである。それで技術の鎧を勇気をもって捨て去ろうと考えた。自分の頭で技術を構築し直すために。
技術の鎧を捨て去ってみると、いままで見えなかった世界に気が付き始めたのである。「難しいことが技術だ」と考えていた愚かさに気が付いたのだ。なぜなら、技術の鎧を捨て去るということは、以前から使われていた難しい技術用語を捨て去り、自分で理解したやさしい言葉に置き換えて話すことが要求されたからである。
その中で気が付いたのは、「難しいことをやさしくする」ことこそが難しい技術だということである。平凡な言葉で難しい技術を説明できてこそ、真に身に付けた技術といえるのである。
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そして、その頃から「技術の鎧」を捨て去り、丸裸の自分で勝負しようと考え、自分の言葉で技術を語ることを始めた。
この頃から、僕は技術を極めるのではなく自分の道を究めることを考え始めたように思う。
そして自分の道を究めるには、小さな事でキャンキャン吠えるのではなく、自分が勝ちたいところで勝てば、他は負けてもいいじゃないかと思うようになった。
また、自分の器を大きくするために、人の事をどうこう言う前に、自分の道を極めようと思った。
今では、昔より心の平和を保っている。人の悪口をできるだけ言わず、人と争わず、人を許す大きな気持ちを持つ。
そんな匠になりたい。でもその道は、そんなに簡単な道ではなく、自分の弱さと常に向かい合い、その弱さを克服する日々が続く。
そのような日々、ふと思いついて書いた下記の「匠五箇条」。
お客さんから聞いた。●●さんと話していたら、僕は萩本さんの「匠五箇条」に書いてあるように、人の悪口は言わないんだ。と言ってくれたそうだ。
これは嬉しい出来事だった。
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匠五箇条
第一条、匠は社会に夢を与える
一流の道を志す匠は社会をよりよい方向へ引っ張っていく心意気と責任があります。人から尊敬され、人が進む普遍的な仕事の道を示すことが大切なのです。
第二条、匠は存在だけでも人を心地よくする
匠の周りには人が集まります。匠を見ているだけで、みんなが明るくなります。
匠はJokeもうまくなければなりません。匠が苦手とするのは人の悪口です。
第三条、匠は大きな志を持つ
匠の志は、その仕事道を極める上でも重要となります。しかし、それは他業界の多くの人から共感を得るものとなるはずです。
第四条、匠は海のように大きな優しさを持つ
匠は海のように大きな優しさを持って人と接する余裕がなければなりません。
第五条、匠の拘りは、人を幸せにする
匠の仕事への拘りや生き方の拘りは、人を幸せにするという理念が根本に備わっていなければなりません。

